日本神経免疫学会

理事長挨拶
Greeting

理事長就任のご挨拶

 

2016年10月

楠  進
近畿大学医学部
神経内科 主任教授

 この度、吉良潤一先生の後を受け、日本神経免疫学会理事長に就任しました、近畿大学神経内科の楠 進です。歴代の理事長のご努力により発展してきた本学会を、さらに盛り上げていくために、微力ではありますが全力を尽くしたいと思います。

 本学会は、多発性硬化症(MS)、視神経脊髄炎(NMO)、ギラン・バレー症候群(GBS)、慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)、重症筋無力症(MG)、多発筋炎(PM)、HTLV-1 associated myelopathy (HAM)、各種の自己抗体を伴う脳炎など、神経内科の扱う自己免疫性疾患を主な研究対象に、神経内科医と基礎研究者が集まって研究成果を発表する場です。したがって、免疫性神経疾患の病態解明や治療法開発が重要なテーマとなります。また、対象疾患には難病が多く、厚生労働省の政策医療研究班ともコミュニケーションをとりながら難病対策に協力するのも重要な活動と考えています。

 本学会は、1988年に当時の免疫性神経疾患調査研究班をベースに設立されました。それ以来、昨年で第28回を数えることとなった本学会学術集会では、神経内科の教科書を書き換えるような非常にインパクトの高い研究発表が数多く行われてきました。神経科学と免疫学という、魅力的な領域を対象とする本学会は、年々盛んになってきていると思われます。しかしまだまだ会員数は増加してしかるべきであり、若手の会員をさらに増やすことが急務であると考えています。また同時に国際化も重要な課題となります。International Society of Neuroimmunology (ISNI)と連携して、国際的な活動にも力を入れたいと思います。

 高い学問レベルを維持しながら、若手の研究者にも親しみやすい学会を目指して、諸先生方と協力して本学会を益々発展させていきたいと思います。会員の皆様には、御指導・御鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。